O-Analyzerのインストール

ダウンロードしたzipファイルにはANYCPU用とx86用それぞれについてインストーラ版とインストーラ不要版が含まれています。

・ANYCPU用とx86用の違い
ANYCPU用はインストールするOSがx64であれば64bit、x86であれば32bitプログラムとして動作し、x86用はOSがx64でもx86でも32bitプログラムとして動作します。 機能は同一ですが32bitで起動する場合使用できるメモリには限りがあります。

・インストール方法
インストーラ版はsetup.exeを実行してインストールします。インストール時にスタートメニューへの登録やプログラム一覧画面にプログラムが登録され、 .net frameWork 2.0が入っていない環境では.net frameWork 2.0がインターネット経由で自動インストールされます。 インストーラ不要版はreleaseフォルダにあるO-Analyzer.exeを直接実行できます。


Oracle Clientのインストール(Oracleクライアントがインストールされていない場合のみ)

O-AnalyzerがORACLEに接続するためにはO-Analyzerのプロセスと同じワードサイズ(32bit or 64bit)のOracleクライアントのライブラリが必要です (O-Analyzerが32bitプログラムとして起動した場合は32bitのORACLEクライアントが必要、64bitプログラムとして起動した場合は64bitのORACLEクライアントが必要)。 Oracleクライアントがインストールされていない場合は接続ミドルウエアに応じてインストールを行ってください。

①マイクロソフトORACLEクライアントで接続する場合
インスタントクライアントのベーシックパッケージをO-Analyzer.exeと同じフォルダに解凍するだけで動作します。 2011年5月現在、インスタントクライアントはOTNの以下のURLよりダウンロード可能です。

OTN TOP→ダウンロード→Database項目内のInstant Client
http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/features/instant-client/index-099943-ja.html

②ODP.netで接続する場合
.net FrameWork 2.0用のODP.netが必要です。
2.0用のODP.netは11g以降のORACLEクライアント/サーバのインストールメディアか、OTNからダウンロードできる10.2.0.21以降のODAC(Oracle Data Access Components for Windows)というクライアントミドルウエアをまとめたインストーラのどちらかからインストールできます(ODACは32bit OS用のみ)。 2011年5月現在、ODACは以下のURLよりダウンロードできます。

OTN TOP→ダウンロード→Drivers項目内のOracle Data Access Components for Windows
http://www.oracle.com/technetwork/jp/developer-tools/visual-studio/downloads/index.html

接続方法

tnsnames.oraに記載した接続識別子による接続のほか、10g以降のクライアントライブラリを使用している場合はtnsnames.oraが不要な簡易接続ネーミングによる接続も可能です。 簡易接続ネーミングは「クライアント接続設定(2)」で設定方法を記載しています。

動作要件

・DBサーバー側
- バージョンが8.1.7以降のORACLEデータベースが稼働していること(※1)

・クライアント側
- .net FrameWork 2.0が動作するOSであり、.net FrameWork 2.0以降がインストールしてあること(※2)
- O-Analyzerが64bitで起動する場合は64bitのORACLEクライアント、32bitで起動する場合は32bitのORACLEクライアントがインストールされていること
- ORACLEクライアントのバージョンが8.1.7以降であること
- ORACLEクライアントのバージョンとDBのバージョンがあまり離れていないこと(※3)
- (ODP.netで接続する場合のみ).net FrameWork 2.0に対応したODP.netがインストールされていること

※1 古いバージョンだと使用できない機能や表示されない列等があります。9.2以降であればほぼ全ての機能が使用できます。
※2 インストーラ版を使用するとインターネット経由で自動インストールされます
※3 11gと8iのようにバージョンが大きく離れている組み合わせはORACLEクライアントのレイヤで接続エラーになります。ORACLE社で動作保障している組み合わせをお勧めします。 確認できている範囲ではNT 6.1系のOS(Windows7、Windows Server 2008 R2)上で10.2.0.3のインスタントクライアントを使用するとプログラムがクラッシュすることや vistaにおいて10.2.0.3のインスタントクライアントを使用するとUACの影響で管理者権限として実行しなければ接続がエラーになることを確認しています。
★ORACLE案件承ります